前ふりしたので…です

ちょっとタイミング外してしまいましたが、プチ怖い体験です。配達してる時のことですが、とある区の市営団地に配達がありまして、何棟もある大きな団地です。そこの中の一つの棟がとても長いのです。端から端まで100mくらいはあるでしょうか、その両端にエレベーターがついていて7階建てくらいだったと思います。夕方くらいでした。配達が5階の真ん中より西側の部屋でしたのでそちら側のエレベーターに乗って5階に到着、廊下に出ると丁度同じく反対の東側のエレベーターからも降りてきた人がいました。遠いですが小学生3年くらいの男の子とはっきり見えて、なぜかちょっと怖く感じました。薄暗いし怖いくらい長い廊下だからかな、っつーかあの子のほうが俺を見て怖がってしまうかな。と思いながら配達先の部屋についたのでピンポンして配達。その時にさっきの男の子が後ろを通っていきました。

こんにちは!

自分もこんにちはと言いながらハンコをもらいエレベーターに向かおうと廊下の先を見るとさっきの男の子が壁を背に廊下の手すりのほうに向いて顔を伏せてしゃがみこんでました。

カギ忘れて家に入れないのかな?と思いつつ前を通り過ぎようとしたときです。

走れる?

男の子が顔を伏せたままそう言いました。自分は意味が分からず、ん?どうした?って聞いたら、ねぇ走って。と顔を上げてニッコリしながら言いました。なんのことだろ?と考えてると、さらに

走ってよ!走って!お願い!

と言い続けてます。ちょっと怖くなったので、ちゃんとうちに帰るんだよ。と言って、走らず落ち着いてエレベーターに向かおうとその子の前を歩いて通り過ぎると、また顔を伏せてしまいました。そしてエレベーター近くなって、振り返ろうとしたとき

はしってくれよ!!

とても強い声が後ろから聞こえ、もう振り返らず、超緊張しながら競歩のようにエレベーターまで全速力で歩きました。怖くて振り返れなかったのでその子…?子供だったのか何なのかわかりません(汗)

また、これもまた夕方でした。手動式の大きなガラスドアがあって、開けるとインターホンがありその先にガラスの自動ドアがあるエントランス。そんなどこにでもあるマンションなのですが、ここのはドアを開けるとインターホンのところまでくる狭いとこでした。手動式のドアを開け中に入ると次の自動ドアまでエントランスが一つの部屋のようになります。下校や買い物の奥様も一息つき、割と人通りが減る時間帯。大き目の荷物を両手で抱えていたので、くるっと回り背中でドアを押し開けピンポン。返事があり自動ドアが開くのを待っていたときです。

こんにちは!

大きな声が真後ろから響いてきた。びっくりして振り返ると小学生くらいの小さな女の子がすぐ後ろにいた。あまりにも驚いたのでしゃべれず会釈するしかできませんでした。女の子の顔を見るとなぜか泣きそうな顔していたので、しまった。無視されたと思ったかなと慌ててこんにちわと返すと、少しほっとした顔になったので、自分も良かったと、一緒にエレベーターにのり荷物の角で4階のボタンを押すと、一緒の階らしく女の子はボタンを押さず自分の後ろに乗り込みました。

 

hanakosanちょっとまて

後ろ向きに、エントランスに入ってからはドアは開いてない!ドアが開けば、音はしなくても自分のすぐ横に来るから気づかないはずはない。と気づいたところで本能的に考えるのをやめてじっとしていました。チンとドアが開いて自分とは反対の方向に女の子は歩いて行った。が、ドアの開け閉めの音がしない。ワンフロアに4戸の小さなマンションなので聞こえないはずがない。配達を終えて廊下を見ても誰もいない。エレベーターも四階のまま、階段はこちら側にあったのでそれもあり得ません(汗)

とまー、小ネタはちょいちょいあります。(怖)でも一番怖かったのは…本当に恐くて言えません(汗)二度と遭遇したくないのです。